卒業式の説教「友のために命を捧げる」

精道学園高等学校で3月1日に卒業式があり、はじめに感謝祭が行われました。そこでの説教を掲載します。  みなさん、ご卒業、おめでとうございます。そして、保護者の皆様、心よりお慶びを申し上げます。卒業生の諸君は、まだ大学受験を控えて不安な日々を送っている人も多いでしょう。だから「めでたさも中位なり」と感じている人もいると思います。…
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四旬節第1主日「手放さなければ、手に入れない」

 先日、リオのカーニバルが催されました。今では退廃的な見世物になり下がってしまいましたが、元はキリスト教の典礼に由来しています。言葉の起源はラテン語でCarne(肉)val(さらば)です。復活祭を祝う前の40日間を断食と祈りに専念する習わしで、昔は肉食を断っていました。40日の始まりは「灰の式」と言って、額に灰で十字架の印を付け…
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灰の式「過去、現在、未来」とつながる信仰

 「あなたは塵であって、塵に返るのです。」四旬節の始まり「灰の式」の祈りです。人間は土からできた身体と神の息である霊が一つに合わされて出来ています。そして、死ねば体は土に戻ります。この世の事柄は、すべて過ぎ去ります。財産も地位も名誉も、あの世に持っていけません。すべては終わります。空しいものです。「なんという空しさ、すべては空し…
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